スペック
アッパー | シンセティックレザー |
サイズ | 22.5~28.0cm |
価格 | 5,500円(税込) |
レビュー
雨の日でも気楽に履けるスリッポンを探していたらムーンスターのキッチェに出会った。ムーンスター、そう昔の月星化成です。あと3年足らずで創業150年を迎える老舗シューズメーカーです。日本製コンバースの一部モデルも作っていた久留米に本拠内とする純国産製造業者です。
仕事用を日常へ
そのムーンスターが展開するブランドに810sがあります。ムーンスターは各分野の専門職が使用する靴も多く作っていますが、そのノウハウをいかし、プロフェッショナル用のモデルを日常でも履けるようにラインアップをそろえたのが810s(エイトテンス)。コンセプトは『プロユースからデイリーユースへ』。「810s」は 8/10 いわゆる「腹八分目」のこと。「ちょうど良い」靴づくりが昨年評判を呼びました。
キッチンシューズが元だから雨の日もへっちゃら
もともと自分はスリッポン好きなんですが、雨の日に気軽に履けるスリッポンが手持ちに無く、いろいろサイトを物色しているところでした。そこで目についたのが810sのKITCHE(キッチェ)。ムーンスターではコックシューズとして「ソフトワークキッチンスター01」という商品がありますが、キッチェはこれをもっとお洒落にした感じのシューズです。
アッパーはシンセティックレザー。いわゆる人工皮革。本革じゃないので手入れが簡単。雨に濡れてもサッとひとふき。それでいてキャンバスにはない高級感があります。ソールはマルチストッパーソールで水や油で濡れた場所でもたしかなグリップで滑りにくいようになっています。スリッポンなので脱ぎ履きも楽ちん。そう、スリッポンが好きなのはこの楽ちんさなんです。といってもVANSのスリッポンなんかに比べると玄関で手も使わずにスッとはいかないかな。でも紐靴に比べると全然楽ちん。
そしてキッチェの気に入ってる点は、フィット感と軽さ。試し履きした時、足を包み込むようにベストフィットして、歩き出すとその軽さに驚きました。購入してちょくちょく履くようになってから初めのうちはアタリが若干ありましたが、そのうち馴染んでさらに履きやすくなりました。
今では曇りの日でも雨が降りそうなときはこれを選択しています。
最初はなかなか買えませんでした
810sのプロダクトが発売開始されたのは2019年12月。自分がキッチェに出会ったのが2020年の秋ころだったかな。ネットでは既に売り切れ状態。銀座のムーンスターファクトリーギンザに出向いたのですがそこでも在庫はなし。ただ、店のおねぇさんにとても親切にキッチェのことに関して教えていただき、これは是が非でも購入せねばと決意した次第。そこから1週間くらいして、たまたまネットで見つけて速攻でポチりました。
お値段5,500円。抜群のコストパフォーマンスです。
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