【日本テレビ 政見放送・経歴放送 7月23日(土)4時22分~5時30分】より
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国民主権の会 山口敏夫 75歳
松山高校、明治大学卒。労働大臣、外務委員長を歴任。衆議院議員10期30年。現在国民主権の会代表。
では、山口敏夫さんの政見放送です。
皆さま、こんにちは。
この度、東京都知事選挙に立候補いたしました、私、山口敏夫の出馬に至る動機、覚悟、決意の一端を、ご家族の皆様方がお茶の間にてご清聴頂いておりますことを、心から感謝申し上げます。今、東京都民の皆さん方の中で、待機児童の巡る保育所の問題、高齢者の介護施設の問題が、足らないと遅れてるという事の不満、あるいは困っておられる方々が大勢おられます。これも引いていえば、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに予算がより重点的に配分されている、これを建設するゼネコンもオリンピックの対応に追われている、ということも、この施設がなかなか増えない原因の一つとなっております。
私は、東京オリンピック・パラリンピックは、是非成功させたいと思っている一人であります。しかし、オリンピックにかかる総予算は、国の予算、東京の都の予算、民間の設備予算等を含めますと17兆円と予測されております。そのスポーツがですね、スポーツが商業化されている。商業化されているスポーツに政治家が主導力を発揮するということになりますと、そこにオリンピック利権というものが発生する。その不祥事、失態がですね、この2年間続いているということを、まず、喚起していただきたいのであります。国立競技場をめぐる建設費が、3,000億円にもなったと、また、エンブレムの著作権、いろんなトラブルがありました。さらにアメリカのFBI、フランスの司法当局から日本のオリンピック招致に関する賄賂の問題がですね、日本企業が、日本人が捜査の対象になっている。このテレビ局でもですね、放映権をめぐって、みんなで仲良く日本のテレビ局やりましょうと、これは日本の文化ですけども、アメリカやなんかから見れば、これは談合という大犯罪。こうした問題もですね、まだ解決を見てないわけであります。
東京オリンピックに都民の皆さん方の5兆円がですよ、5兆円の血税が使われる。これを1兆円でもです、さらに2兆円、やっぱり節約することが都民の皆さん方の所得税、住民税、消費税、これの何倍ものお金が負担を節約することになるんです。今、森喜朗オリンピック組織委員会の会長さん、あるいは東京都議会の幹部の方々が、そういういろんな方々がオリンピックの有利な都知事候補を担いでおりますけどもですね、私は、都民の皆さん方が、誰が都民の味方になるかということを冷静に判断していただきたいと思ってます。オリンピックのしわ寄せは、遠く東日本大震災の地でも、人件費の高騰とか、資材建材の高騰で困ってんです。私は3年間、NHKテレビあまちゃんでお馴染みの三陸鉄道の普及にお手伝いをしてきましたけれども、この立候補に当たって、岩手県の方々からいろいろ応援をいただいてます。その方々が、異口同音におっしゃることは、岩手県でかつて6,000億円の借金があったと、これをゼロにしてくれるということで選んだ知事さんがですね、ゼロにするどころか7,000億借金を残しちゃって、合計1兆3,000億円の借金残して、東京に帰っちゃった。そしたら、その方が今度東京都の知事になるんだそうですね、東京はお金があるから、まぁいいんでしょうけどもって皮肉を言われましたけどもね。これではですね、実務型、あるいは、その行政能力、政策能力が問われるとは言えないと思います。私は、今回労働大臣の経験をいかして、男女賃金格差30%を是正を断固実現するし、問題提起をすることによって、少子高齢化社会の解決にもつながるという確信のもとにおったりしてます。また、高齢者の厚生年金、国民年金を定額5万円を10万円に引き上げたいと思っております。私はこれをお願いしたいために立候補しました。これをお聞きいただける皆さん方に、これ以上の一票をお願いしますということは申し上げません。是非、立派な都知事を選んでいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。