上杉隆氏政見放送文字起こし【2016東京都知事選】NHK

【NHK総合 政見放送・経歴放送 7月26日(火)22時25分~22時45分】より
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東京都知事候補者
無所属 上杉隆 48歳
福岡生まれ、東京育ち。都立広尾高校を奨学金で卒業後、都留文科大学卒。ジャーナリスト。自由報道協会創設者。
では、上杉隆さんの政見放送です。

上杉隆です。今回、東京都知事選に立候補した理由をお話しさせてください。私はサラリーマンの家庭で生まれ育ち、東京、新宿で育ちました。小学校低学年の時に、父が急病で人工透析を始めるということになりまして、一家の生活が一変しました。それまで普通の暮らしだったのですが、新宿の都営アパートに引っ越さなくてはいけないという状況になりました。ただ、都営アパートに引っ越したおかげで、一家の暮らしはどうにか保つようなことができたわけですが、その後さらに、父は入院、会社を一時辞めるということになりました。その時、生活保護、これが受給され、なんとか食いつないだということがあります。弟や妹、そしてなんといっても母も含めて、一家自体が本当に苦しい時期でした。その後、中学校を卒業した私は、生活費を自ら稼いで、東京都立高校のほうに通うことになります。

都立高校に行くにあたっては、都の奨学金をいただきました。その都の奨学金を受け、高校を卒業し、そして地方の大学に行って、今現在の私自身があると、こういうわけです。東京都に恩返しをしたい。この気持ちは、ずっと働いていてもありました。その後、アメリカのニューヨーク・タイムズという新聞社で働き、17年間、今年の春までジャーナリズムとして、様々な問題を追及してきました。特に都政に関しては、石原慎太郎都知事が誕生した17年前、『石原慎太郎「5人の参謀」』という本を書かせていただき、様々な問題点を知ることができた。こういう風に自負しております。そのニューヨーク・タイムズを辞め、ジャーナリストを辞める時に、タイムズの先輩たちはこう言ったんです。「ジャーナリズムで得たものは、ジャーナリズムにきちんとお還ししろ」私自身は、この17年間、多様な言論空間をつくるために、ずっとそういうことをやってきました。東京都都庁内にある記者クラブ、これも17年前に石原さんと一緒に開放したと、こういうようなこともあります。その中で、新しく48歳になった今年、どういうことが新しいことが出来るのか考えたところ、社会貢献、何かをしよう、そこに東京というものがあったんです。東京都へ恩返しをしたい。東京都知事選がはじまり、様々な候補者の名前が出ました。でも、おかしいじゃないですか。何党の推薦だ。あるいは統一候補だ。東京の事を思っている人本当にいるんだろうか。この疑問が、もっと東京のことをきちんと考える人、いないのか。いないんだったら私自身がこれを訴えよう、そして東京で知っている問題点、そして私はわかっています。財源がどこにあるのか、どこに隠されているのか、どうして高齢者の問題が進まないのか。子供の待期児童もそうです。70%の確率起こる首都直下型地震。どうして東京都はその死者数を9,700人というのか。何故、政治が死者をあらかじめ定義してるのか。おかしいではないか。全て待期児童も待期高齢者も死傷者もゼロに出来るんです。その財源も方法論も知っています。私はそこに恩返ししたい。こういう風に思ってます。

とにかく東京は世界の中心地という、そういうような文化も担っています。そういう東京に対して、今、党派を争ってる場合じゃないんです。東京は自民党のものでもない、東京は民進党のものでもないし、かといって共産党のものでも公明党のものでもありません。東京は都民のものです。この東京の都民のために本当に何をすればよいか。まだ間に合います。4年後のオリンピックも含めて、高齢者問題もまだ間に合います。財源もあります。私はこれをなんとか訴え、そして実現したい。人様にお願いする時に、まず自分から。私は公約のそのゼロとして、自分自身の知事給与をゼロにすることをお約束します。全額返上、一か月145万6,000円の知事給与、年間2,600万円を、1期4年、1億円をお返しします。そのかわり4年間の知事職で、上杉よくやったな、上杉やるじゃん。こういうようなことでお認めいただいたら、2期目からは給料を頂戴いたします。東京は今や党派で争ってる時期ではありません。団結して東京の問題点を解決する時です。是非、みなさん、私は方法論がわかっています。一緒に東京を助けましょう。

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