増田ひろや氏政見放送文字起こし【2016東京都知事選】日本テレビ

【日本テレビ 政見放送・経歴放送 7月22日(金)4時00分~5時02分】より
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東京都知事候補
無所属 増田ひろや 64歳
東京生まれ。東京大学法学部卒。建設省入省。岩手県知事3期、総務大臣を務め、東京大学公共政策大学院客員教授。
では、増田ひろやさんの政見放送です。

東京都知事選挙に立候補した増田ひろやです。都政の混乱に終止符を打ちましょう。今都政には課題が山積をしております。私は都が抱える3つの大きな不安の解消に努めます。

一つ目は子育てに対する不安の解消。待機児童8,000人と言われていますが、実際にはもっと多い。いつでも保育サービスを受けられる体制整備に努めます。二つ目は高齢化社会に対する不安の解消です。10年以内に75歳以上の高齢の方の数が50万人も増えます。介護施設が足りませんし、そこで働く人の数も足りません。こうした介護を中心とする高齢化対策に努めます。そして三つ目は防災対策、特に首都直下地震対策であります。政府の首都直下地震対策検討ワーキンググループの責任者を務めました。最悪の場合、被害想定61万個、膨大な数の家屋が消失倒壊をします。災害に強いまちづくり。ハード面の対策も必要ですが、ソフト面の充実が不可欠です。帰宅困難者対策、他県からどれだけの応援をスムースに得ることができるのかなどなど、こうした首都直下地震対策に取り組んでまいります。こうした不安の解消と同時に三つの成長プランを実行していきます。

一つ目は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの準備です。今、準備がだいぶ遅れています。様々な負の側面も出ました。しかし我が国に招致が決まった、あの日本国中が沸いた、あの感動を、これからは世界にお届けしていきたい。ボランティアの方の協力、そして若い人たちの参加。チャレンジドの方々に、こうしたオリンピック・パラリンピックの感動をお届けしたいと思います。

二つ目は、産業振興です。例えば東京には外国から1,200万人の観光客が訪れます。日本を訪れる方の60%は東京に来る。こうした観光客受け入れ態勢を整備するとともにそうした人たちを地方に行っていただいて、地方と連携する観光プログラムを作る。そうしますと日本の魅力がさらに倍加をして多くの観光客がまた日本に来るようになります。こうした観光産業をさらに進めていくとともに、中小企業、99パーセントの中小企業の皆さんが、元気でお仕事ができるようにしていく。そこで働く人たちの処遇の改善、特に女性活躍の環境改善。ワーク・ライフ・バランスの確立が大変重要だと思います。

そして三つ目は、2020年以降の東京のグランドデザインづくりです。オリンピック・パラリンピックは、ひとつの通過点に過ぎません。そのエネルギーを2020年以降の東京のグランドデザインにしていく。循環型社会を作っていくうえで、東京を環境都市に変えていく。交通システムを整備をする。ユニバザールデザインな都市に切り替えていく。こうした課題に取り組んでまいります。

東京一極集中について、私は厳しい指摘をしてまいりました。こうした指摘をした私として、こうした問題提起のケジメのつけ方、あるいは解決をする責任者として、私は東京都知事として、東京と地方が共存共栄、そのようなモデルづくり、そして出生率の向上対策に努力をしてまいります。今、都政に必要なのは対決よりも対話です。そして確実に課題を実行していく、その実行力と最後までやり遂げる責任感です。東京生まれ東京育ちの私として、都知事として、この東京の豊かさづくりに最善の努力をしていく覚悟でございます。皆様方のご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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