【日本テレビ 政見放送・経歴放送 7月22日(金)4時00分~5時02分】より
間違いがありましたら、ご指摘ください。
無所属 上杉隆 48歳
福岡生まれ、東京育ち。都立広尾高校を奨学金で卒業後、都留文科大学卒。ジャーナリスト。自由報道協会創設者。
では、上杉隆さんの政見放送です。
上杉隆です。
今回、東京都知事選に立候補した理由を説明させてください。私は小さいころから東京で育ってきたんですが、ある時、小学校の低学年の時、父が病気に倒れ、そして家族が生活が一変するという時期をむかえました。経済は、家計は落ち込み、そしてこれまでの普通の幸せな世界から生活が一変すると、このような状況の中、新宿の都営住宅に入ることになりました。東京都、この東京都の都営アパートに入ることによって貧困の生活が少し救われた。そしてさらに、その後一時期、生活保護も受けることになりました。ただ、その後中学高校と行けたのは、実は高校は東京都の都立高校、都の奨学金で卒業することができたわけです。私自身、今、こうしてあるのは、このように東京都に育てられた、そういう思いが強くあります。仮に東京都が無ければ、当然今の私はありません。この東京都に恩返しをする時は来たんじゃないか。まずこれが最初のきっかけです。
その後、鳩山邦夫さんの秘書をやり、ニューヨーク・タイムズというアメリカの新聞社で働きました。ジャーナリズムの最高峰で働く中、17年間のジャーナリズム生活、この中で最初に学んだことは、ジャーナリズムで得たものはジャーナリズムに還せ。それは何かというと、多様な言論空間を作るために様々な活動を行えということでした。私自身、その活動の中、東京都政を取材し、このダイバーシティ、多様な東京こそ、やはり民主主義の根幹、よりよく生きるための場所ではないかというふうなことを再認識したんです。
その中で東京都知事選が始まりました。様々な候補者が党利党略で出ているような気がします。自民党の推薦、何々党の統一候補、そんなことはどうでもいいじゃないですか。東京は自民のものでもない。公明のものでもないし、民進のものでもなければ、共産のものでもない。東京は都民のものです。東京はみんなのものです。私はそれがわかっています。東京を都民に、東京の本当の都民に戻すために、私自身この都知事選に完全無所属、政党の支援ももちろん受けません。思いだけで出馬しました。
17年間の都政取材でいくつものチームをつくり、そして繰り返し繰り返し東京の問題点を探り、私はそこを知っています。そしてそのための解決方法、方法論もわかっています。これが他の候補にないとこです。このわかった方法論。例えば東京の財源、2008年、2007年に地方特別税、特別法人税というものがありました。その中で毎年6兆円規模の税収の中から3,200億円規模、これを地方に再分配するんです。これはもう既に1兆2,300億円出てます。これをオリンピックまでのこの喫緊の課題の中で止める、凍結するという事で1兆2,800億の財源が生みます。
オリンピックももちろん大事です。ただ都民の生活はもっと急ぐことがあります。例えば高齢者の待期の問題、月400人の高齢者の方が老人ホームに入るために待っています。これも財源110億ぐらいであっという間に解決するんです。そして今後30年内に70%で起こる首都直下型地震、これはですね、9,700人も死んでしまうと。行政が都民が死ぬことを算出してそれでいいのか。これをゼロにしたい。そのために防災グッズ、ヘルメットも含めたものを全660万戸に配布しても、たった500億円ぐらいで、これ財源とれるんです。そして待機児童ゼロ。練馬方式。これで300億で出来ます。このような財源をもとに私は一期目をやる。そして皆様にお願いする以上は自分自身も身を切る。ここで約束します。私自身は東京都知事の給与はいりません。月額145万6,000円、年約2,600万円、一期4年1億円、返還します。そして一年たった時。上杉よくやったな、上杉隆出来たじゃねーか、あの公約。はじめて都民の方が認めてくれた時に、私の給与を二期目からいただきたい。知事給与ゼロ、この約束とともに東京都民の皆様と是非東京を良くしましょう。