【日本テレビ 政見放送・経歴放送 7月23日(土)4時22分~5時30分】より
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無所属 ないとうひさお 歳
元・陸上自衛官。現在会社員。
では、ないとうひさおさんの政見放送です。
都知事候補ないとうひさおです。まず、私の目指す東京の姿についてご説明申し上げます。自己責任に基づいた真の自由と心温かい東京。これが私の目指す東京です。自己責任とは、自分で出来る事は自分で責任を持ってやるということです。今日、日本は、防衛、エネルギー、食料という重要な安全保障に関する事項を、外国に丸投げして依存しきっています。これでアメリカのリンカーン大統領が「人民の人民による人民のための政治」と表現した民主主義の政治ができるのでしょうか。依存している国に対して何も言えない国になってしまうのではないでしょうか。自分の事を自分でやる心を取り戻し「日本人の日本人による日本人のための政治」を実現させましょう。
この事に関連して、集団的自衛権について一言申し上げます。集団になると人は兎角何か大きな特別な力を得たような錯覚に陥り、思い上がって周囲を見下し、暴力的になりがちです。集団的自衛権は、このような人間の本性を無視した机上の空論であり、紛争の抑止力になるどころか、逆に紛争を誘発しやすくなると私は確信しています。日本は先の大戦で多くの尊い犠牲者を出し、その苦い経験をいかして、70年間戦争をしないという輝かしい実績を築き上げてまいりました。この実績に傷をつけてはなりません。そのためには集団的自衛権に頼るのではなく、国連を中心とした国際社会に積極的に働きかけ、国際紛争の解消に先導的役割を果たしていくべきで、その意味で集団的自衛権の否定を国際社会に呼び掛けていくべきだと、私は考えます。中国の海洋進出に対しても、フィリピンのように国連を積極的に活用することが、軍事的衝突を防ぐ最良の選択だと確信いたします。
次に心温かい東京についてです。心の温かい社会にするには、思いやりの心、すなわち、他人の悲しみ、苦しみを自分の事のように受け止めて、同情する心を社会が持つことが必要だと考えます。ところが近頃は社会保障費に関連して、政治家や言論界の長老的な人々が、あまり長生きしてもらっては困るといった発言が多数発せられています。このようなことは言語道断。私は日本を、東京を、このような冷たい社会にしてはならないと強く主張します。高齢者は長年の生活の中で、いろいろ失敗をしたり、見たりして、今後社会で起こりうる危険を予測する能力があると思います。従いまして高齢者にはいくらでも長生きしていただいて、いつまでも今の社会に対する苦言を言っていただきたい。そのことによって社会が安全で明るくなると考えます。
次に選挙公約について簡単にご説明申し上げます。一つ目、24時間対応の悩み苦情相談電話の設置。二つ目、ツールド関東・甲信越の開催。三つ目、都知事の給料を二分の一にします。四つ目、東京電力の都営化をすすめます。五つ目、東京の人口を現在の二分の一にし、防災都市化をすすめ、日本全体の活性化をはかります。これら選挙公約の細かいことに関しましては、選挙公報をご覧になってください。