増田ひろや氏政見放送文字起こし【2016東京都知事選】NHK

【NHK総合 政見放送・経歴放送 7月19日(火)22時25分~22時51分】より
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東京都知事候補者
無所属 増田ひろや 64歳
東京生まれ。東京大学法学部卒。建設省入省。岩手県知事3期、総務大臣を務め、東京大学公共政策大学院客員教授。
では増田ひろやさんの政見放送です。

都知事選挙に立候補した増田ひろやです。都政の混乱に終止符を打ちましょう。私は東京が抱える3つの大きな不安の解消に努めます。

一つ目は子育てに対する不安の解消。現在、待機児童は8000人を数えております。しかし実際にはもっと多い。いつでも保育サービスが受けられる体制づくりに努めます。

二つ目は高齢化社会に対する不安の解消です。これから50年以内に75歳以上の方は50万にも増えます。介護施設も、そこで働く人の数も圧倒的に足りません。こうした介護の問題に解決のために努力をいたします。

そして三つ目は災害対策です。首都直下地震対策を急ぐ必要があります。最大61万個の家屋が消失損壊するとも言われております。私はこの問題の政府の首都直下地震対策検討委員会のワーキンググループの委員長を務めておりました。災害に強いまちづくり。ハード面でもソフト面でもこのような都市づくりに努めてまいります。

こうした大きな不安の解消に努めるとともに、同時に三つの成長プランを実行してまいります。

一つ目は2020年の東京オリンピックパラリンピックの成功であります。準備が今遅れています。しかしこれを急がなければなりません。
都民の負担を最小限にしつつ、世界に感動を与えることが出来るような、こういう大会にしてまいります。大勢のボランティアの皆さん方に参加をしていただく。そしてチャレンジドの方々にも喜びをお届けするユニバーサルデザインのまちにしていく絶好の契機であります。このオリンピックを成功させるためにその準備を急いで行います。

三つ目(*1)、これは産業振興であります。東京を世界に冠たる観光都市にしていく。そしてその他、東京の産業は99パーセントの中小企業によって成り立っております。そこで働く人たちの環境ももっと改善をしていく必要があります。女性の活躍を進めていくことも急務であります。産業政策に力を注いでまいります。

三つ目は2020年以降のグランドデザインを描くことです。東京オリンピックパラリンピックのエネルギーは、これは通過点に過ぎません。そのエネルギーをそれ以降にどのように繋げていくのか。これからの東京をユニバザールデザインのまちに切り替えていく。そして交通ネットワークの整備を進める。
循環型社会に適応した環境都市に作り替えていく。このようなことに努めてまいります。

私は東京一極集中について厳しい指摘を行ってまいりました。地方の活力を東京のみが吸い上げてしまうような、このようなモデルは、地方の消滅とともにいずれは東京も消滅してしまう。そして日本の消滅につながりかねない。このような危惧を問題提起してきました。こうした問題を提起したものの責任としてあるいはケジメとして、私は東京都知事として東京と地方が共存共栄する、そのようなモデルづくりに務めていく。そして日本の人口を減少させている1番の問題の東京の出生率1.17。この改善に努めてまいります。

前知事の様々な問題、都政に様々なご批判が寄せられました。海外出張、そして日程の公開、こうしたことに努めていかなければなりません。私は知事の行動やそして知事に関する様々な情報を、より情報公開をして、こうしたご批判にきちんと対応した体制作りに努めてまいります。

東京で生まれ、東京で育った私にとりまして、東京は故郷です。この東京をより良い都市にしていくために、私は先頭に立って努力をしてまいります。
皆様方のご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

(*1) たぶん「二つ目」の間違い

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