望月義彦氏政見放送文字起こし【2016東京都知事選】NHK

【NHK総合 政見放送・経歴放送 7月19日(火)22時25分~22時51分】より
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東京都知事候補者
無所属 望月義彦 51歳
大分県別府市出身。慶應義塾大学理工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。米国クレイ社勤務。
では望月義彦さんの政見放送です。

この度、東京都知事選挙に立候補いたしました望月義彦でございます。私は、東京を、日本そして世界と共に成長し続ける未来都市にしたいと思っております。人、もの、カネ、情報を超吸引するだけでなく、心臓が、吸い込んだ血液を全身に送り届けるように、東京のイノベーション、東京スタイルを、日本の他の地域、そして世界中に超発散することで貢献し、日本や世界と共に成長し続ける居心地のいい大きな大きな未来コミュニティにしたいと思っています。東京には、人、もの、カネ、情報のリソースが一極集中していますが、それらのリソースを、東京、日本そして世界のために、あらゆる分野でもっともっと活用する都政を目指したいと考えております。東京が他の地方や世界中とさらにコラボすることによって、共に成長し共に地方創生を実現していけると確信しております。長い海外生活の経験と工学的な視点を活かして、そのお役にたてればと思っております。

共に成長してくために私が目指すのは、教育分野については人を育てる教員の養成。仕事、保育、介護、医療、福祉分野については居心地のいい持続可能なコミュニティの形成。環境分野についてはゼロエミッション都市。イノベーション分野については日本の他の地域や世界中とコラボです。

東京が世界と共に成長していくために最も大切なのは人だと思っています。人を育てるのは人です。素晴らしい人を育てためには、まず、素晴らしい教員を育てることが大切だと思っております。そのために都立教育大学の創設を目指します。そこでは教育ICT、アクティブラーニング、主権者教育、瞑想教育等に精通した教員の養成を行います。

仕事、保育、介護、医療、福祉はそれぞれが複雑にからみあっていて、個別的な対応では持続可能性の点で問題があると思っています。これらの問題は施設のような箱ものだけを作ってもダメ。保育士や介護士の給料を上げるだけでもダメだと思っています。全世代で住みやすい、働きやすい、子育てしやすい、居心地のいい持続可能なコミュニティになるように地域をリニューアルしていかなければならない時が来たと思っています。私の親や祖父母の時代は生活の基本は大家族でした。忙しい時に保育や介護を自分の代わりにしてくれる複数の親戚が家の中に必ずいたと聞いています。そのような大家族の機能をコミュニティの中にどのように構築していけばいいのかをワークライフバランス、アクティブシニアの視点から考えてまいります。

環境分野ではゼロエミッション都市を目指します。特に温室効果ガスである二酸化炭素の排出量ゼロを目指していきます。具体的には燃料電池自動車、電気自動車、再生可能エネルギー、蓄エネルギー、水素発電所の導入を加速してまいります。イノベーションの分野では日本の他の地域や世界中とコラボすることを目指します。先月実家のある大分で、モノづくり農林水産関連の研究施設にお伺いし、お話をさせていただきました。各々の研究施設様は挑戦したいアイディアはお持ちですが、限られたリソースの中では断念せざるおえない案件もあるとおっしゃられていました。リソースが豊富で発信力のある東京とコラボすれば、ともにイノベーション、ともに地方創生していけるのではないかと思っております。

最後に私はこれまで米国と日本で実家の資産を使って一人で会社を経営してまいりました。現在もまだ収入がございません。このような私ですが、もし当選させていただければ、東京、日本、世界のために真剣に頑張って参ります。どうか私望月を拾ってください。どうか望月を育ててください。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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